前回のブログにも書きましたが、
CAD(キャド) という言葉は、
なんとなく聞いたことがある、という程度の存在でした。
夫が
「仕事でCADで図面を書いた」
などと言っていたのを、
正直、上の空で聞いていたかなぁ…というくらいです。
「へぇ、そうなんだ」
くらいで、
実際に 何をするものなのか は、まったく分かっていませんでした。
ましてや、
「自分が使うもの」
「自分で何かを作るための道具」
そんなふうに考えたことは一度もなく、
私にとってCADは、
自分には関係なさそうな、未知の存在2号
といった感じでした。
でも、3Dプリンターで物を作ろうと思ったとき、
この CAD という存在が、どうしても避けて通れないものだと分かりました。
3Dプリンターは、
「こんな形のものを作ってほしい」
と、言葉で伝えても動いてくれるわけではありません。
(できたら最高ですよね。最近のAIの進化を見ていると、
「こういうの作りたい」と話しかけるだけで、
形・大きさ・厚みまで自動で考えてくれる日が、
そう遠くない未来に来るかもしれません。)
でも、今のところは、
自分で考えて、形を決めて、データを作る必要があります。
まずは、
形・大きさ・厚み を、
きちんと データとして用意する ところから始まります。
そして、その
データを作るために必要だったのが CAD でした。
とはいえ、
そのCADを使うこと自体が、私にとってはなかなか大変でした。
なにせ、
初めて見て、初めて触る世界 です。
画面に並ぶ見慣れないボタンや線を前にして、
「これは何?」
「どこから触ればいいの?」
という状態。
まさに、
何が何やら分からない世界 からのスタートでした。ころから始まります。
それがCADでした。
「初めて触るCAD」
CADは FUSION360 というものを使って描いていますが、
調べてみると、ほかにもいろいろな種類のCADがあるようです。
私の場合は、まず
「新規作成 → パーツデザイン」
というところから始めました。
すると、画面に
方眼紙のようなもの が表示されました。
「お、なんだかそれっぽい…?」
と思ったのも束の間です。
「慣れるより、慣れろ」
横で見ていた夫が、
ひと言。
「慣れるより、慣れろ」
……はい、出ました(笑)。
そして、横から操作を指示されます。
「まず、
作成 → スケッチを作成 を押して」
言われた通りに押すと、次にこう言われました。
「次は、書く面を選んで」
書く面???
……え?
書く面?
「何を言っているの?」
と、正直思いました。
紙に描くなら、
書く面は紙ですよね。
でも、画面には平面がいくつもあって、
どれを選べばいいのか、まったく分かりません。
そんな私を見て、夫が続けます。
右上のキューブを見る

「「右上、見てごらん」
そう言われて画面を見ると、
そこには
『上』『前』『右』 と書かれた、
四角いキューブがありました。
それを指さしながら、夫がこう言いました。
「これから描く図面は、
紙に描く 2D(平面) じゃなくて、
3D(立体) なんだよ」
「だから、
描く面もひとつじゃなくて、
このキューブを見て分かるように、
上から見る面、前から見る面、横から見る面 って、
最低でも3か所あるんだ」
「どの面に描くかを決めて、
そこから 3次元の図面を作っていく んだよ」
この説明を聞いて、
「なるほど……」
と頭では思いながらも、
正直なところ、
「この人は一体、何を言っているのでしょうか?」
という気持ちも同時にありました。
言葉としては分かるような気がするのに、
頭の中ではまだ、
立体と平面がうまく結びついていません。
それでも、
- 紙に描くのとは違う
- 空間の中に形を作る
- だから“書く面”を選ぶ
ということだけは、
ぼんやりとですが、理解できた気がしました。
少しだけ分かった気がしました。
とりあえず「上の面」を選んでみる
「まずは、
上の面でいいよ」
そう言われて、
画面の下に表示されている平らな面を選択しました。

すると、
「あ、ここに描けるんだ」
という状態になりました。
この時点で、
まだ何も描いていません。
でも、
- 面を選ばないと描けない
- 空中には描けない
ということだけは、
なんとなく分かってきました。
この時の正直な気持ちは、
「なるほど…でも難しい」 です。
でも同時に、
「ひとつずつやれば、なんとかなるかも」
とも感じ始めていました。
次は
「とりあえず言われた通りにやってみた話」


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