きっかけは、壊れたコロコロのケースでした
まず最初に、
「これがあったら便利だな」と思ったのが、
床掃除などで使う 粘着テープのコロコロ でした。
使っているうちに、
収納用のケースが壊れてしまい、
置き場所に困るようになってしまいました。
床に直置きするのも気になるし、
立てかけておくと倒れてしまう。
「どうにかならないかなぁ…」
と、地味にストレスを感じていました。
100均のS字フックで解決できると思ったけど…
そこで思いついたのが、
物置のカートの横に取り付ける方法です。
「S字フックを使えば、簡単に掛けられるのでは?」
そう思い、100均へ行ってS字フックを買ってきました。
ところが、実際に取り付けてみると、
- 思っていたサイズと合わない
- 位置が微妙にずれる
- しっくりこない
どうやっても、
イメージ通りの場所・高さ・向き にならないのです。
「惜しいけど、なんか違う…」
そんな感じでした。
「作ってみたら?」の一言
どうしたものかと悩んでいると、
横で見ていた夫が、
ぼそっと一言。
「3Dプリンターで作ってみたら?」
その一言を聞いて、
「え?そんなことできるの?」
と正直思いました。
3Dプリンターで物が作れる(印刷できる)ということ自体は、
夫が時々、何やら色々なものを印刷していたので、
存在としては知っていました。
ただ、それはあくまで
“夫が使うもの” という認識で、
自分が使うものだとは考えたこともありませんでした。
「自分で作ることなんてできるの?」
「そもそも、すごく難しいものなんじゃないの?」
そんなイメージばかりで、
触ってみようとも、やってみようとも思わない、
私にとっては 完全に未知の存在 でした。
それでも、
「今の不便が解消できるなら…」
そして、
時間もあるし、自分でできたら楽しそう。
そんな気持ちが、少しずつ勝ってきました。
難しそうだし、自分には無理かもしれない。
それでも、
「やらないまま終わるより、一度やってみよう」
と思い、思い切って一歩踏み出してみることにしました。
まず何をすればよいのか?
「じゃあ、まず何をすればいいの?」
そう思って、夫に聞いてみました。
すると返ってきた答えは、意外とシンプルでした。
「まずは、どんなものを作りたいかをイメージすること」
頭の中で形を想像しながら、
紙に描いてみるといい と言われました。
まずは紙に描いてみる
「いきなりパソコンじゃないんだ…」
と少し意外に思いながらも、
夫から
「最初から複雑なものだと、とっつきにくいからね」
と言われ、
今回は
コロコロの持ち手の穴にフィットする S字フック
を作ることにしました。
頭の中で S字フックを想像して、
とりあえず紙に Sの字 を描いてみました。
「これだと大きさが分からないよね?」
描いたS字を見て、
夫が言いました。
「これだと、大きさが分からないよね?」
確かにその通りです。
形は分かっても、
どのくらいのサイズなのか は、何も決まっていません。
定規で実際のサイズを測る
次に夫が手に取ったのは、
小さな鉄製の定規でした。
「これを使って、必要な大きさを測ってごらん」
そう言われて、
紙に描いた S字を指さしながら、
ひとつずつサイズを測っていきました。
- この部分が、カートに取り付けるところなら
→ カートの縁のサイズを測って記入 - 次に、コロコロの引っ掛け穴のサイズを測って記入
- 穴から持ち手の端までの距離も測って記入
測っては書き込み、
測っては書き込み、を繰り返します。
ようやく「形」と「大きさ」が見えてきた
そうしていくうちに、
ただの S の字だった絵が、
意味のある形 に見えてきました。
「ここがこうなって、ここに引っ掛かる」
「このくらいの大きさが必要」
ようやく、
S字フックの全体の大きさと形 を
紙の上で整理することができました。
この時点で、
まだ CAD も 3Dプリンターも使っていません。
でも、
「何を作りたいのか」
「どんな大きさが必要なのか」
それが少し分かっただけで、
ぐっと現実味が出てきた気がしました。
この次はいよいよ、
紙の図をもとに CAD を触ってみた話
につながっていきます。
「いきなりパソコンじゃなくていい」
ということを、私自身が一番驚きました。

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