線を1本引くだけなのに戸惑った話

CADの勉強

「じゃあ、線を引いてみようか」

夫にそう言われて、
いよいよ 何かを描く段階 に入りました。

正直、
「線を1本引くだけなら、さすがに大丈夫でしょ」
と思っていました。

……この時までは。


どこに描けばいいの?

画面には、
さっき選んだ 平面(スケッチの面) が表示されています。

でも、

  • どこをクリックすればいいのか
  • どこから線が始まるのか

それが、さっぱり分かりません。

マウスを動かしても、
思ったところに線が出ない。

「あれ?」
「今、何かした?」

そんな感じで、
線を引く前から、すでに戸惑っていました。


ツールが多すぎて、迷う

次に困ったのが、
画面の上に並んでいる アイコンの多さ です。

  • 直線
  • 四角
  • よく分からないマーク

「線を引きたいだけなんだけど…」
どれを選べばいいのか分かりません。

結局、
夫に横から指さしてもらい、

「これ、線(ライン) ね」

と言われて、ようやくスタート地点に立てました。


線が、思ったように引けなかった

線を選択すると、
マウスのカーソルが 十字 に変わりました。

「お、何か変わった…?」

その十字を、
方眼紙のように表示されている画面の上で
左クリック すると、
どうやら線が描ける状態になったようです。

そのままマウスを右に動かして、
「このへんかな?」
という適当なところで もう一度クリック すると、
とりあえず線が1本引けました。

「おお、引けた!」

…と思ったのも束の間、
なぜか 次の線が続けて引ける状態 になっています。

「え?
終わらない…?」

線を引く作業をやめたくても、
どうすればいいのか分かりません。

「どうしよう……」
と困っていると、横からひと言。

ESCキーを押して

言われた通りに
キーボードの ESCキー を押すと、
ようやく線を引く作業が終了しました。

「……終わった?」

そんな感じです。

たった 線を1本引く作業 なのに、
ここまでで、すでに一苦労。

CAD初心者にとっては、
線を引くだけでも、
なかなか大変な作業なのでした。


ただ線を引くだけではなく長さを指定する

線をつなげてS字のような線を書いてみました。

そんな私を見て、
夫が言いました。

「CADはね、
感覚で描くんじゃなくて、
数字で描くんだよ

またまた、何をおっしゃっているのですか?

と思いつつ、

線を書いたときに一緒に何ミリってでてくるでしょう?

それを長さを指定して書くのだよ

この言葉で、
ようやく腑に落ちました。

私は今まで、
「線を描こう」としていたけれど、
CADでは
「長さを指定して線を引く」
という考え方が必要だったのです。


数字を入れてみたが、何でしょうこれは・・・

試しにS字を書いてそれぞれ30mmに指定してと言われたので、

  • まず線を複数引いて
  • 長さを指定する

というやり方を教わって、
その通りにやってみました。

すると、
なんですかこれ?
という形に変形してしまいました。

           角度が自由すぎて暴走してしまった図(笑)

さっきまでS字だったのに

画面を見ると、
さっきまで S字っぽかった線 が、

「なんですか、これ?」

という形に変形してしまいました。

S字の面影はほとんどありません。

「なにが起こったの?」
「間違えた?」

頭の中は、はてなマークだらけです。


線だけど線には角度もある

私が困っていると、
隣で画面を見ていた夫が、こう言いました。

「線と線がつながっているところを見てみて。
変な角度のところ、
ほかに何か無い?」

言われてよく見ると、
線と線のつなぎ目のところに、
Tのようなマーク がある場所と、
無い場所があることに気づきました。

「これかな?」
と思って、
Tのようなマークが無いところを指さすと、

「正解です」

と、またクイズの答え合わせのような反応。


直交を入れたら、一瞬で直った

すると夫が、
マウスをススッと動かして、
何かを選択しました。

画面に出てきたのは、
「直交」 という文字。

それを選んだ瞬間、
さっきまでいびつだった形が、
ピシッと整いました。

「えっ……今なにしたの?」

拘束が無いと、形は崩れる

夫の説明は、こうでした。

「ほかのところはね、
直交(90度)っていう拘束 がちゃんとかかっていたんだよ」

「でも、
さっき変な形になったところは、
角度の拘束が何も無かった

「だから、
長さ30mmが最優先されて、
角度が自由に動いてしまって、
いびつな形になったんだ」

なるほど……
なるほど……?

一度では完全に理解できませんでしたが、
なんとなく言いたいことは伝わってきました。

線を引くだけでは、足りなかった

この一件で分かったのは、
CADでは、

  • 線を引くだけ
  • 長さを決めるだけ

ではダメだということ。

  • 長さ
  • 角度
  • 直交しているかどうか

こうしたことも、
ちゃんと決めてあげないと、
思った形にはならないのです。

そして、最後に言われた一言。

「だからこそ、
寸法が必要なんだ

少しずつ、意味がつながってきた

この時点では、
まだ「完璧に理解した!」とは言えません。

でも、

  • なぜ数字を入れるのか
  • なぜ拘束が必要なのか

それぞれが、
少しずつ 一本の線でつながってきた 気がしました。

CADは、
ただ描くものではなく、
決めながら描くもの

そんな世界に、
ようやく足を踏み入れた感じです。

この次は

👉 なんとなく形にできた。

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